芸術文化の新たな拠点として「藤沢アートスペース(愛称FAS(エファース))」が10月3日、辻堂神台にオープンする。施設が文化振興にどのような役割を果たしていけるのか、責任者である市文化芸術課の川俣誠課長に話を聞いた。
―既存の市民ギャラリーとの違いは
「藤沢市の美術施設である市民ギャラリーは、主に市民のサークル活動の発表の場として利用されています。FASは、何か新しいものを生み出せるような場所にしたいと考えています。湘南地域には若手の優秀な作家が多く活動していますので、彼らを支援し藤沢から日本全国へ、海外までも進出できるような作家を育てていきたい」
―具体的に支援とは
「まずFASという作品を発表できる場があることが大きい支援になります。企画展ごとにチラシやネットで告知も行い、図録も作る予定です。多少ですが材料費、運搬費なども補助します。施設にはレジデンスルームといって作家が制作できる部屋を設置しました。来場者との交流は、芸術活動のインスピレーションにもつながると思います」
―課題は
「どれだけの人に来てもらえるかが勝負です。ホームページやSNSの整備を進め、様々な方法で周知を図ること、こまめに情報発信をすることが必要です。また、幅広いイベントや講座も開き、アートを通じた交流の場になると期待しています」
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