地域の有志者が立ち上げた「プロジェクト藤沢」が主催する講演会「気づきのプロから学ぶ 考えよう藤沢の未来」が10月23日に藤沢市民会館で開かれた。
同講演会は2月に続き、2回目。今回は横浜高校硬式野球部監督を50年近く務め、今夏で退任した渡辺元智さんがゲストとあって、野球チームに所属する子どもから年配者まで3世代が会場を埋め尽くした。
冒頭では鈴木恒夫藤沢市長が市内の運動場の整備状況や今夏の高校野球などでの活躍、江の島がセーリング競技の会場になっている2020年東京五輪への意気込みなどを話した。その後、劣化したフィルム映像を修復してデジタル化した1964年東京五輪江の島会場の映像を上映。市内で行われた聖火リレーなどの貴重な映像に見入った。
「『人生そのもの』〜高校野球と私〜」をテーマに講演した渡辺さんは、24歳で監督になるまでの経緯や、「選手ではなく自分のために厳しく指導していた」という当初の話、「言葉には味と信念がある」と感じ、選手に合った指導を行い、挫折から多くを学んで強豪に育て上げたエピソードなどを披露。「最高の高校野球人生でした」と語った。
陸上競技経験者の鈴木市長との対談では、退任を決めた時の心境やライバル・東海大相模との試合などについて振り返った。また、それぞれが陸上、野球について語り、鈴木市長は「個人競技で内面が強くなった」、渡辺さんは「愛情をもって厳しく自立するにはスポーツは最高。人生の縮図が詰まっている」と話した。
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