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睡眠時無呼吸症候群と治療用マウスピースについて 医学博士 星谷昭三
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)略してSASは睡眠中に呼吸が止まる病気です。つまり、一時間に5回以上、しかも10秒以上呼吸が止まる場合はSASの可能性が高いとされています。
日本人では200〜300万人の患者さんがいると予想されていますが、正確に診断されている人は少なくて、実際はもっと多いと考えられています。
SASになると、SASでない人に比べて高血圧症に2倍なりやすく、心筋梗塞や狭心症には2〜3倍なりやすく、脳血管障害は3〜5倍なりやすいという報告があります。
欧米では肥満の人がSASになりやすいそうですが、日本人は非肥満者も多いとされています。前述した病気のある方や睡眠時の無呼吸、いびきをかく方、日中の眠気を強く感じる経験がある方は一度検査を受けられると良いと思います。
SASの検査は一般的には夕方入院し、朝に退院するもので、つまり夜間入眠している間に、頭の先から足まで約20本のコードを体に貼りつけて、睡眠状態を検査します。検査の結果、中等度以下であれば歯科医院で治療用のマウスピースを作って対応します。もし中等度以上であれば、簡易型の人工呼吸器を睡眠中に装着する事になります。
当院では私は自分自身がSASであるために、数年以上前から近医(内科医、耳鼻科医)とタイアップして、治療用のマウスピースを作製しています。
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