鈴木恒夫藤沢市長が11月18日、介護者の負担を軽減すると注目されているロボットスーツを試験導入している施設を視察した。
高齢化が進む中、全国的に介護職員の確保や定着が課題となっている。離職の原因の一つには、要介護者を抱え上げるなど、腰に負担の生じる業務による腰痛の悪化があげられる。
藤沢市では今年6月から、5つの施設で「ロボットスーツHAL®介護支援用」が試験導入されている。この日、特別養護老人ホーム・ラポール藤沢(稲荷)を訪問した鈴木市長は、HALを装着し、ベッドに座っている人を立ち上がらせる介護動作を体験。何度か同じ動作を繰り返しながら機械の使い具合を確認した。「腰にかかる負担がずいぶんと楽。思ったよりも重くなく、普及すれば職員の負担も減るのでは」と期待を寄せた。
同施設では、おむつ交換などの腰を屈める仕事が多い夜間勤務の職員が主に使用している。片山芳子施設長は「中腰の姿勢になることが多い仕事なので、少しでも負担が少なくなれば介護職員の定着につながる」と話した。
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