上の句が詠まれるとすぐさま札に手を伸ばした
「五色百人一首湘南大会」が１月16日に湘南白百合学園小学校体育館で行われ、幼稚園児から中学生まで約１００人が熱戦を繰り広げた。主催は教員有志らで構成されるＴＯＳＳ五色百人一首協会神奈川県支部。県下の全教育委員会が後援し、地元の企業や店舗も協賛している。
五色百人一首は、小倉百人一首を20首ずつ５色に色分けしたもの。取り札の裏には上の句が書かれ、対戦前に確認できるといった、子どもでも楽しめるような工夫がされているため、国語や学級活動の時間に取り入れる学校も多い。
同大会は日本の伝統文化に触れることで、子どもたちの豊かな感性を育くもうと、毎年開かれている。４回目となる湘南大会では、青札と緑札を使い、低学年の部、高学年の部に分かれて、予選６試合を実施。上位16人が決勝トーナメントに駒を進めた。
参加者は保護者らが見守る前で集中して上の句が詠み上げられるのを聞き、我先にと札に手を伸ばしていた。白熱するあまり悔し泣きをする児童の姿もあった。
色別大会は湘南、相模原、小田原の３会場で今月開催、全色大会は先月横浜で行われた。湘南大会の結果は以下の通り（敬称略）。
▽低学年の部【優勝】堀真彰（笠間小）【準優勝】小河彩夏（腰越小）【３位】森田愛理（下平間小）、手島海裕（逗子小）▽高学年の部【優勝】平山釉月（茅ヶ崎小）【準優勝】鷲巣夏実（山王台小）【３位】本村佳央（葉山小）、伊藤爽（同）
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