藤沢地区郷土づくり推進会議(廣瀬宣昭議長)は1月21日、「藤沢宿を形に残す藤沢宿『見える化』の取組提起とご提案」と題した要望書を藤沢公民館の赤坂政徳館長に手渡した。
同会議はかつて宿場町として栄えた街並みを生かして地域を活性化させようと、2010年ごろから活動を続けている。これまでに道路沿いに設置されている「トランスボックス」と呼ばれる変圧器への浮世絵プリントや、街回遊を促すガイドマップ制作など、「歩いて見よう藤沢宿」をキーワードにした取り組みを展開してきた。今回、要望書で行政に呼びかけることで、そうした取り組みをさらに進めたい考えだ。
経緯と合わせて問題提起
要望書は、歩道を滑りにくく水が溜まりにくい素材にし、街路樹を連想させる緑と黄色に配色する提案をはじめ、店舗のポスターや旗などの販促物で「トランスボックス」などが隠れないようにする是正指導、史跡の案内表示板設置などの内容で構成される。これまで同会議が取り組んできた経緯と合わせて問題点などを示すことで改善の必要性をより具体的に伝え、行政の支援を求めている。
同会議代表として要望書を手渡した高野文夫推進部会長は「これまでその場限りで終えてしまった『まちおこし運動』と同じ轍を踏まないために、要望を取りまとめて提出することで行政からのさらなる理解と支援が得られれば」と期待を込め、「現存する蔵や古民家など歴史的財産の魅力を広めることで街を活気づける『藤沢宿が見える』活動を、これからも地域と行政が一丸となって展開していきたい」と話した。
要望書は後日、公民館を通じて市の各担当課に届けられ、歩道整備などを担う神奈川県の藤沢土木事務所道路維持課にも6日に提出された。
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