かつて桃畑が広がっていた辻堂駅周辺の原風景を残そうと、JAさがみ不動産保全部会辻堂支部がこのほど、花桃の木3本を藤沢市に寄贈した。
同支部は、地元の農地の保全活動や土地の不動産活用などを行っている団体。メンバーの植木貞夫さん(70)によると、辻堂駅北側にあった関東特殊製鋼(株)(現在の湘南C―X)が建つ以前は、広大な敷地で桃が栽培されていて、開花時期には桃源郷のような風景を見ることができたという。
そんな原風景を再現したいと、約7年前に同支部のメンバーが植樹を企画。植木さんが中心となり、資金集めや行政との交渉を行ってきた。花桃の木は、2月に辻堂駅北口の線路沿いの歩道に植樹された。4月上旬には、高さ3・5mほどの木に濃いピンク色の花を咲かせていた。
メンバーは「来年の春にはプラットホームからもきれいな花が見ることができる。辻堂駅開設100周年に華を添えられれば」といい、「これをきっかけに、辻堂の昔の原風景を知ってもらうきっかけになると嬉しい」と話している。
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