藤沢マイスターの理容師・本間義和さん(64)が11月21日に高知県で開かれた「第68回全国理容競技大会」の「マスタースタイリスト部門」に出場し、3位に輝いた。
本間さんはミリ単位の誤差も許されない技術を要する「ブロースカット」の部門で37年前に全国1位に選ばれた経歴を持つ。満60歳以上の熟練猛者が集まる「マスタースタイリスト部門」での入賞は初。
今回は同部門に全国から21人が出場。ヘアスタイルの性別は問わず、35分の内に未来性を感じる完成度の高いスタイルに仕上げることが求められた。
本間さんは「クレオパトラ」をテーマに、直線的なカットを意識したデザインを披露。頭部だけのマネキンが並ぶ中、本間さんはカットを終えると、隠していた衣装付きの全身マネキンのベールを剥がして頭部を取り付け、会場の注目をさらった。「大会では見せ方の工夫も必要だが、理容師はその人の雰囲気や服装などを考えてヘアスタイルを提案するトータルコーディネートの意識が大切という同業者へのメッセージも込めた」と振り返る。
また「手放しに喜べない悔しさもあるが、さらに上を目指すチャンスを頂けたと思う。これからも常にお客さんに喜びと驚きを与えられるエキサイティングな理容師であり続けたい」と意気込みを語った。
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