藤沢工科高校3年生による課題研究発表会が1月31日、湘南台市民シアターで行われた。この日、特に女子生徒5人が新聞紙だけで再現したトラス構造ジェットコースターの大型模型が大きな注目を集めた。
模型は、三重県長島スパーランド内にある世界最大級の木製ジェットコースター「ホワイトサイクロン」の100分の1スケール。部材を三角形に組むことで大きな力に耐えられる「トラス構造」について学ぶ一環として、指導にあたる吉川平教諭が制作を提案した。「材料費が掛からない新聞紙を使用することで、経費を気にせず試行錯誤しながら自由に制作できるようにした」と話す。
制作したのは大牧柚葉さん、米本利紗さん、天野佑香さん、中島優奈さん、坂井愛沙美さん。昨年5月から着手した5人は、実物の画像を基に縮尺図を作成した。ベニヤ板にコースを下書きし、新聞紙を丸めて作った棒約2万本を組み合わせて骨組みを形成。放課後や夏季、冬季休暇中も集まり、緻密な作業を続けた。1月27日、高さ45cm、全長約2mに及ぶ大作が完成。大牧さんは「発表会に間に合うか心配だった。班で結束し、完成度の高いものができて嬉しい」と語った。吉川教諭は「これまで指導した中で最高の出来栄え。来年度の文化祭でも飾りたい」と話した。
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