市民向けの生涯学習講座を開く「善行雑学大学」が3月7日、神奈川県が設置する「かながわボランタリー活動推進基金21」の「ボランタリー活動奨励賞」を受賞した。
同賞は他のモデルになるような実践的な活動で、地域社会への貢献度が高く、今後の継続発展が期待できる活動に自主的に取り組む団体などに贈られる。2016年度は23件の推薦があり、審査を経て5団体が選ばれた。
「善行雑学大学」は講師謝礼や受講料が無料ながら、多彩なテーマで質の高い講座を毎月開催し、多くの参加者を確保している点や、17年継続している点などが高く評価された。
代表理事の宮田英夫さん(82)によると、1回あたりの講座受講者数の平均は112人。「初めは60人ほどだったが現在は200人を超えることもある」という。運営メンバーは17人。歴史や国際問題など講座のテーマは主に宮田さんが決め、人脈を駆使して講師を選定している。大学教授や時の大臣などが講義する月もある。
会員数は約170人。講座は会員以外も受講できるが、会員になると毎回録画している講座の記録映像を借りることなどができる。宮田さんは初の県からの表彰を喜び、今後の活動継続にも意欲をみせた。
215回目となる次回の講座は4月16日(日)善行公民館ホールで午後2時から。「脳の老化の仕組みとその改善方法を考える」をテーマに元埼玉工業大学教授で医学博士の池上司郎氏が講師を務める。会員以外は資料代等として500円。直接会場へ。問い合わせは宮田さん【電話】0466・82・0517へ。
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