藤沢鳶職組合(飯島利男組合長)は5月28日、遊行寺で22年ぶりとなる「奉納額」を行った。
「奉納額」とは神社や寺へ本来は馬一頭を奉納していた代わりに、参列者の名前入りの額を奉納し、仕事や家庭の安全などを願うもの。当日は組合員約20人が参加。遊行寺総門から纏を先頭に額の担ぎ手や木遣を口ずさむ組合員が列を作り、本堂へ向かった。到着後は同寺法主・他阿真円上人による法要が行われ、額を納めた。
飯島組合長は「若手の組合員も増え、組合が70周年だったことから額を新たに奉納した。組合員一同気持ちを新たに技術や技能を磨き、誇りを持って仕事をしていきたい」と話した。
同組合は1903年に設置された「藤沢消防組」と「海兵消防組」を母体とし、13年ごろに結成された組織。戦後の47年に組合員50人で再結成され、70周年を迎えた現在は親組10人と若鳶会14人で構成される。「藤沢鳶職連合会」の一員として市民まつりや出初式で木遣や梯子のり、纏ふりを行うなど、市民との交流を深めながら地域社会へ貢献できるよう活動している。
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