11月19日(日)から26日(日)まで4日間にわたり藤沢市民会館で上演される、藤沢市民オペラによる歌劇『トスカ』の稽古が佳境を迎えている。
4日に藤沢公民館で行われた立ち稽古では、プロのオペラ歌手たちをはじめ、市民合唱団のメンバーら約100人による合同練習が行われた。地域の子どもから高齢者まで、多くの出演者が、芸術監督を務める指揮者・園田隆一郎さんの指導の下、舞台上での並び方や、的確に音程をとる歌い方などを学んでいた。
見どころは激しい心理戦
日本の市民オペラの草分け的存在として、1973年に発足した藤沢市民オペラ。藤沢市民交響楽団と藤沢市合唱連盟が、プロ歌手たちと一丸となり、これまで『フィガロの結婚』『セミラーミデ』など数々の名作を上演してきた。今年はイタリアの作曲家・プッチーニの代表作に挑戦する。合唱などに参加する一般の出演者たちは最近、毎週末集まって稽古に励んでいる。
園田さんによると、今回の見どころは歌姫トスカと、トスカの恋人・カヴァラドッシを処刑しようとする警視総監スカルピアの激しい心理戦だという。園田さんは「迫力のある音楽も魅力で、市民の皆さんのオーケストラや合唱も聴かせどころ。世界的に活躍しているソリストたちとともに上演できることが大変嬉しい。ぜひ多くの人にオペラを楽しんでほしい」と語った。
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