市民団体「神奈川県植物誌調査会藤沢グループ」(浅野牧子代表)が12月8日、市内で採収した植物の標本を藤沢市へ寄付した。
同調査会は県内全域の維管束植物の戸籍簿として「神奈川県植物誌」を1988年以来2度発行してきた。2018年の3冊目発行に向け、県内各地でボランティアが4年間を費やし、調査を行ってきた。
藤沢グループは2003年に結成され、現在は市内在住者を中心に15人が所属する。
今回寄付されたのは、押し葉にされた119科2468枚の「腊葉(さくよう)標本」。これまで近隣の博物館へ寄付してきたが、藤沢市へは初めてのこと。
同グループは「今回の調査で、藤沢の自然環境はかなりの痛手を負っていることが分かった。これを基に自然環境の変容を検証し、追跡調査を重ね、次世代に継承していける豊かな自然の保全をしていただければ」とした。
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