地域の福祉を支える民生委員制度の創設100周年を記念し、藤沢市民生委員児童委員協議会は12月16日、市役所新庁舎の北側通路付近に建立した記念碑の除幕式を行った。
同会の浅野朝子会長をはじめ、鈴木恒夫藤沢市長、市内各地区の民生委員の代表者らが出席。浅野会長らが除幕し、記念碑をお披露目した。
浅野会長は「記念碑の表面には『困っている人たちの足元を照らそう』との願いを込め、『小さな燈りをかかげて』の文字が刻まれている。100年続いた民生委員の伝統を、次の世代にも続けていくことを祈念して建立した」と話した。鈴木市長は「次は200年に向け、新たな一歩を踏み出してほしい」と語った。
また記念植樹として、近隣の大道小学校の児童を招き、ユズリハの木を植えたほか、出席者が参加して玉串奉奠などの神事も行われた。
始まりは御所見地区
民生委員制度は1917年、岡山県で発足した「済世顧問制度」に端を発する。市の民生委員は、市が誕生する前の36年、御所見地区に「方面委員」が6人設置されたことが始まり。その後、民生委員と改称され、現在の市域が確定した55年には市民生委員会協議会が発足した。現在は市内16地区に約500人が活動しており、多くの生活困窮者らの相談に乗っている。
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