受講者証を渡す田村社長
藤沢高等自動車学校を運営する株式会社キャリアドライブは、生活保護受給世帯の18〜20歳の子どもに対し、第１種普通自動車運転免許の取得費用を全額負担する企画をはじめた。先月20日には、田村嘉規社長から受講者証が手渡された。
藤沢市と連携して進め、１月にケースワーカーから対象世帯に告知。説明会を実施し、作文審査を経て２人が選ばれた。同校では、子どもが自分で受講料を貯め、ローンや分割で払うケースが多く、受講生の一人も、「お金が貯まったら取るつもりだった」と話す。
田村社長は、「免許がないことで就職困難になる場合もある。この機会に、就きたい職業を目指して、貧困から抜け出すきっかけになれば」と言い、就職へのフォローも行う。今後は、市内企業とも連携し、地元就職への後押しとなる活動をしていくことも検討している。
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