藤沢市の代表電話がつながりづらい状況が今年に入って続いている。市は新庁舎の業務を開始した1月4日から交換業務を民間委託しているが、業者が転送する際の聞き取りや担当課への取り次ぎに時間を要していることが要因とみられる。
20日、市議会で井上裕介市議(市民クラブ藤沢)の一般質問に市が答えた。
答弁などによると、交換業務は行財政改革の一環で、都内の業者に委託。1週間の入電件数を1万250件と見込む市は業者に対し、90%以上の平均応答率を維持するよう求めているが、現在は80%程度にとどまっているという。
また、仕様書では応対体制を市直営時と同様の「最大4席」と設定。上限が示されていることや実際に応対する人数が不透明で、市側は「入電が込み合う時間につながりにくくなることを認識している」と想定の甘さを認めた。
市は対策として業者に対して研修を進めるとともに、「仕様書の見直しや各課直通の電話番号を周知することも検討し、改善を図っていきたい」と述べた。
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