一見すると浮世絵風。でもよくよく見ると、テープで出来た一風変わったアート――。
藤沢市役所本庁舎の1階にこのほど、巨大なアート作品がお目見えした。縦2m×横6・7mの壁に、マスキングテープで湘南にちなんだ風景を表現。アーティストの指導を受けながら、地元の子どもらが1日がかりで完成させた。
「ここまだ貼れてないよ」「光の位置を確認しよう」。先月28日、市役所では子どもたちが真剣な表情で制作に取り組んでいた。プロジェクターから投影された線に沿ってテープを貼っていくと、烏帽子岩や寒川神社、チューリップなど、”キャンバス”になった白い壁に湘南お馴染みの風景が浮かび上がっていく。
ワークショップは、藤沢、茅ヶ崎、寒川の2市1町が連携して取り組む「湘南の魅力発見プロジェクト」の一環。事前公募で小学4年から中学生の計18人が参加した。
子どもらは、8月に街の魅力を伝える下絵を考案。これを元に藤沢出身のアーティスト、Hogalee(ホガリー)さん(43)が女性のイラストを添え、「2市1町の魅力が詰まった自撮り風の作品」に再構成した。
「テープの貼り方ひとつでも子どもの個性がある。細かいところまで見てもらえたら」とHogaleeさん。市文化芸術課によると作品は来年1月まで展示する予定。
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