温もりあふれるひな人形を楽しんで――。
辻堂新町在住の大根田保江さん(83)が木目込み人形づくりを始めたのは約20年前。初めて手作りしたものが5段のひな檀飾りだった。お姫様とお殿様をはじめ、三人官女、五人囃子など製作期間2〜3カ月に及ぶ力作だ。人形一体ずつ丁寧に布を入れ込んで仕上げる。
始めたきっかけは母が亡くなった時。「母が木目込み人形づくりの先生だったので、材料が余っていて、もったいないと思って」と話す。鮮やかな布が組み合わされ、上品かつ可愛らしいのが木目込みの魅力だ。
大根田さんの作品は、明治市民センター内の郷土史料室で3月30日(土)まで開かれている「わがまちの文化展」で見ることができる。高さ約30cmの立ち雛が展示されている。
「桃の節句に合わせた作品を見に来てくれたら」と微笑んだ。
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