和菓子店を営む小峯憲(あきら)さん(64)が6月13日、源義経ゆかりの地を歩いて参拝する「聖地巡礼の旅」を終えた。4月17日に義経最期の地である岩手県平泉を出発し、義経を祀る白旗神社まで全行程約500Kmを完歩した。
没後830年の今年、白旗神社の記念事業として企画された。20年前、義経の胴を祀る胴塚(宮城県栗原市)を管理する菅原次男さんが、首を祀る白旗の首塚まで歩き、両方の塚の土(御霊土)を合わせ「合祀」したことから、その恩返しにと同じ巡礼をすることに。小峯さんは、約90年続く「古美根菓子舗」の3代目店主で、白旗神社との縁も深かったことから役目に抜擢された。
巡礼中は、白装束に笠といういでたちで、御霊土を携え、義経ゆかりの義経堂、白河の関、腰掛松などを訪れたという。
最終日は義経の命日である13日で、小峯さんといっしょに、白旗神社の鈴木大次宮司、氏子総代らが首塚から白旗神社まで最後の道のりを歩き、長い巡礼の幕を閉じた。
歩き終えた小峯さんは「最初の5日間は大変だったが、周りにサポートしてもらい歩き続けることができた。今は、お務めを全うし、無事にお参りできてほっとしている」と笑顔で話していた。
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