来年の完成を予定し、改修工事が進められている善行公民館・市民センター。今月いっぱいで取り壊しになる体育館で慣れ親しんだ施設の姿を心に残してもらおうと6日、同公民館は「星空のラストコンサート」を開いた。会場には約100人の観客が詰めかけ、生演奏に耳を傾けた。
当日は湘南地域で活動し、同公民館で月に2回、練習するビッグバンドオーケストラ「Groovy Wave Jazz Orchestra(グルービーウェイブジャズオーケストラ)」らが出演。ジャズの名曲からディズニー音楽まで13曲を演奏した。観客は「生演奏を、最後のこの場所で聴くことができて良かった」と話し、手拍子を打ったり、歌を口ずさんだり演奏を満喫した様子だった。バンドメンバーは「最後の舞台を飾ることができて光栄。新施設でも披露できるように頑張りたい」と話した。
館長の安孫子慎司さんは「最後に迫力ある演奏を聴いて、思い出の詰まったこの公民館の雰囲気とともに利用者さんの心に残ったらうれしい。新しくなった公民館も、今以上に親しんでくれたら」と願いを込めた。
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