将来に就職以外の選択肢を――。湘南地域の創業支援をしている(公財)湘南産業振興財団(増田隆之理事長)は先月23日、高校生を対象にしたフォーラムを開催した。藤沢市や茅ヶ崎市からおよそ20人が参加。起業の意義やビジネスアイデアの出し方などを学んだ。
「湘南創業機運醸成フォーラム」と名付けられた今回の企画は、高校時代に創業を学ぶことで、就職以外の進路として創業・起業を考えてもらおうと企画された。
当日は2部構成で開かれ、第1部では、10年間、テレビ局アナウンサーとして活躍後、フラワーアーティストとして起業した前田有紀さんが講演。第2部では、日本政策金融公庫南関東創業支援センター所長の寺田博史さんを講師にワークショップが開かれた。
高校生がビジネスアイデアを考えるワークショップでは、参加者の身近で「誰が」「どう困っていて」「どうすれば解決できるのか」を3人1組で話し合い、課題解決型のビジネスアイデアを発表。「猫舌の人を救う温度が見える電子レンジ」「店内の商品がどこにあるのか教えてくれる機械」「お店で身分証の提示は嫌がられる。指紋で年齢がわかるシステムがあったら」などの若者目線の様々なアイデアが生まれた。
フォーラム後、藤沢西高校から参加した女子1年生3人のグループは「自分の知らない世界を知ることができた。将来のヒントになった」とコメント。同じく1年生の男子は「社会に貢献できるスマホアプリを開発してみたい」などと話した。
講師を務めた寺田さんは「短い時間ながら皆、プランを発表できていた。練っていけば良いビジネスプランも生まれそう」と期待感を示した。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
郡の中心から商業の街へ「長後」5月3日 |
|
|
|
<PR>