東京五輪のセーリング競技会場となる江の島などで都市ボランティアとして活動する「シティキャスト」向けの研修会が18日、藤沢市役所で行われた。本番を直前に控え、多様な来訪者とのコミュニケーションに役立ててもらおうと、市外国人市民会議の協力で初実施した。
同会議は外国人市民がまちづくりに参加できるよう市に提言などを行っている団体。この日は2部構成で、後半のグループトークでは米国、豪州、中国など10カ国14人が案内役を務めた。
「ロシア人が大声で話すのは怒っている訳ではない」「中国で緑色のものを贈るのは好まれない」。メンバーが出身国ならではの文化を紹介すると、参加者らは驚いたり、矢継ぎ早に質問したり。カナダへの留学経験がある谷本玲覧(れいみ)さん(32)は「すごく新鮮。コミュニケーションひとつでも日本と外国では全然違う。外からの視点を本番に役立てられたら」、同会議コーディネーターのチェ・ヨンソンさんは「様々な国のタブーやエチケットを知っていれば、来訪者に失礼なく『また来たい国』と思ってもらえる。こうした取り組みが市のインバウンド増加にもつながれば」と話した。
この日の第1部では、桜美林大の荒木晶子教授によるコミュニケーションをテーマにした講演も行われた。
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