新型コロナウイルスの影響で、外食を控え自宅で過ごす生活が続いている。そんな中、市北部の御所見地区では、地元の農家による農産物直売所「ごしょみーな」の利用者が増加。最近では品物が売り切れる日が続いている。
直売所は、市民センターに加え、今年1月14
日からJAさがみ総合経済センター(打戻)の玄関で週2回の開催を始めた。オープン当初は周知が足りず、直売所の存在を知らない住民も多かったが、外出自粛の影響からか3月に入り、口コミで広がり客数は倍増しているという。
同地区には、商店街の青果店や肉店などがなく、さらに昨年末に大型スーパーも閉店。周辺住民、特に高齢者にとっては食料品の買い物が困難なことが課題となっている。直売所を運営する出荷組合の安藤昇組合長は「利用者の大半は高齢者で、徒歩で訪れる人が多い。少しでも役に立てれば」と期待する。
直売所は朝9時に出荷者が集まり、玄関前に商品を並べ始める。5月19日の直売会は、あいにくの雨で建物入口で開かれたが、開店から利用者が多く訪れていた。
用田から来た80代の女性は「周辺に店が無く、車が無いので買い物はタクシーで出かけることもある。この直売場は歩いてこれるので便利。ないと困る」と話していた。
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