市民公募の俳句や現代詩、随筆を掲載し、1966年から年1回のペースで刊行している「文芸ふじさわ」。発行に携わる(公財)藤沢市みらい創造財団は、在宅することが多い人や若者世代にも知ってもらおうと、最新号(第54集・約240作品)をデジタルデータ化し、ホームページ上で公開している。PR動画も作成し、6月中旬に動画共有サイト「ユーチューブ」に投稿した。
同財団芸術文化事業課の中村麻美さん(33)と吉川律子さん(38)が企画。これまで、作品応募者に配布しているほかは、市内図書館に置くのみの公開となっていたことを受け、「もっと読んでもらう方法はないか」と模索していた。また、近年の応募者は30代から90代が多く、応募の少ない中高生や20代への周知の方法としてウェブ活用を思いついた。
ホームページで公開されている第54集は、部門ごとに読むことができ、データのダウンロードも可能。動画では、概要や歴史が歴代の冊子を並べた様子とともに紹介されている。2人は「ゆくゆくは電子書籍化も目指したい。小さな一歩だが、市民文芸の発展の足がかりになれば」と話した。同財団HP【URL】https://f-mirai.jp/から閲覧可能。
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