新型コロナウイルス感染症対策として、藤沢市は先月29日、藤沢市民病院事業会計補正予算として約8千万円を専決処分した。感染第2波の発生が懸念される中、緊急に必要となる感染拡大防止や医療体制の整備強化に繋げたい考えだ。
補正予算の財源は、国の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業交付金約4千万円、日本財団からの助成金約3900万円。この予算を活用し、体外式膜型人工肺(ECMO)2台、人工呼吸器一式2台を購入する。また、医療用のN95マスクやプラスチックガウン、サージキャップ、アイガードなどの個人防護具一式も購入し、医療従事者への感染防止対策に努める。病室を殺菌するUV―C紫外線照射システムも導入する。
感染第2波に向けての受け入れ態勢は、救命救急センターに救急ICU6床、感染症病床6床、西館8階病棟に13床、西館4階病棟に14床を用意している。
同病院はこれまで、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の患者をはじめ、数多くの新型コロナウイルス感染症患者を受け入れ治療にあたってきた。治療した患者は7月20日時点で49人になる。
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