太平台明和会自治会(辻堂太平台)で住民自らが整備を進めてきた津波一時避難場所が、このほど完成した。20日の落成式では同自治会メンバーや、協力した地元企業、辻堂市民センターら関係者が集まり、完成を祝福した=写真。
同所は、辻堂太平台2丁目の標高約25mほどの小山に作られた。広さは全体で約1000平方メートルあり、今回の整備によって約300平方メートルの避難スペースが生まれた。
同地区域の一部、引地川にかかる太平橋の付近は津波浸水区域に指定されている。だが整備前は、雑草が生い茂り、逃げ込む入り口も整備されておらず、地域の課題となっていた。そこで自治会役員を中心に住民たちが立ち上がり、地域内で対策を協議。今年1月から住民自らが剪定作業を行い、(株)門倉組や(株)服部商店が入り口に階段を設置。(株)湘洋架設により、入り口扉や安全柵が取り付けられた。
同自治会副会長・防災部長を務める桐生繁さん(67)は、「のべ約120人の多大なるご協力があって整備ができた。今後も連携しながら維持管理をして、防災力を高めていく」と話した。
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