鵠沼藤が谷の境川遊歩道付近で、市が予定していたクロマツなど2本の樹木の伐採を巡り、地域住民らから反対の声があがっている。当初は16日に伐採する予定だったが、取りやめを求める要望が相次いだため市は一時見送りを決定。ただ、1本については安全上の問題などがあり、提出者らに説明をした上で伐採を進めたいとしている。
樹木が生えているのは、川沿いの市道と市有地の中間地点。2本のうち市道側にはみ出しているエノキについては、根がアスファルトからせり出し、路面に凹凸を作っている。
木はいずれも市が用地を取得した約40年前から生えていたものといい、市は道路の一部を木が占有してしまっていることや地域から転倒などの危険性を指摘する声があったことなどを踏まえ、伐採する方針だった。
一方で、遊歩道は散歩やランニングコースになっており、木に親しみを感じる地域住民も多かった。SNSを中心に、反対の声は一気に拡散。伐採前日までに市には10件程度の要望が届いたという。
市はエノキについては幹や根を除去した上で、アスファルトをかけ直す方針。クロマツについては市道上空にせり出しているものの、路面には影響が出ていないため、今後残すことが可能か対策を検討するという。
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