(一社)藤沢青年会議所(石井世悟理事長)は先月24日、世界的に広がるいじめ撲滅活動「ピンクシャツデー」に参加した。新江ノ島水族館の協力を得て、海岸側の外壁をピンク色にライトアップしたほか、活動の象徴であるピンクTシャツを着用し集結、いじめ撲滅をアピールした。石井理事長は「今年のスローガンは変革者たれ。ゼロからイチへの運動を起こそう。藤沢市初のこの活動を通して機運を高めたい」などと話した。
ピンクシャツデーは2007年、カナダの学校の実話がきっかけで生まれた。日本でいう中学3年生の男子生徒がピンク色のポロシャツを着て登校したところ、いじめを受け帰宅。それを見ていた上級生の男子2人が「いじめなんてうんざり」と一念発起、その日にピンク色のTシャツなどを買い込み、皆で着ようと呼び掛けた。翌朝校門で配ろうとしたところ、ピンクシャツやピンク色の小物を身に着けた生徒が次々と登校。2人の思いは数百人に拡大し、いじめられた生徒を救い、いじめをなくすことができたという。
この行動がきっかけで、カナダでは毎年2月の最終水曜日をピンクシャツデーとして、ピンクシャツを着て「いじめ反対」を発信。世界でもおよそ180の国と地域で行われている。
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