コロナ禍で、晴れ姿で集まれなかった地元の新成人を対象に有志が企画した「しょうなん322成人式」が22日、新江ノ島水族館で行われた。市内や茅ヶ崎などから20人が参加。同水族館自慢の相模湾大水槽や、幻想的なクラゲの水槽を背景に、振袖やドレス姿でプロカメラマンの記念撮影を受けたほか、揃ってイルカショーを見るなど、湘南ならではの成人式を楽しんだ。
振袖で参加した小中学校の同級生3人=鵠沼桜が岡=は互いに笑顔を見せた。「地元に近いえのすいでの撮影は、特別感があって新鮮な気持ち」「会場開催する自治体もある中で、なんで無いんだろうとやるせなかった。友人と会える機会があってうれしい」「成人式の時は、振袖の予約を直前でキャンセルするしかなかった。やっと着られた」と話した。
企画したのは美容師、福祉関係者、カメラマンら25人が所属する「湘南オンラインLab」。発案者の美容師・廣田純也さん(37)=茅ヶ崎市=は、「門出を友人同士で祝い、思い出を残せる場を作りたい」と発案。SNSなどを通じて参加者を募った。
廣田さんは「人数は限られたが、参加者の笑顔を見ると開催できて良かったと思う。今後も一人ひとりの『一生に一度の晴れの日』を大切にしていきたい」と話した。
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