国内フレスコ画の先駆者で鵠沼にアトリエを構えた画家・長谷川路可(1897―1967)の遺族ら「長谷川路可記念会」は8日、作品1点を藤沢市に寄贈した。
寄贈品は、鵠沼郷土資料展示室協力で専門家が修復し、昨年末まで同所で展示されたフレスコ画「旭日富嶽図」(縦約1・2m×横約2・4m)。寄贈に際し、遺族が当時の路可の日記などを確認し、作品名の改変があったことが判明。名称を「旭日富嶽図/希望の富士」と新たに、この日を迎えた。
作品は同日から市役所本庁舎1階のエスカレーター付近に展示。鈴木恒夫市長は「貴重な作品の寄贈に感謝。これを機に路可の功績に脚光が集まることに期待」と話した。路可の息子で記念会の長谷川路夫代表(73)は「公共の財産として多くの方の目にとめてもらえることになりうれしい」、修復に携わった鵠沼郷土資料展示室の内藤喜嗣さん(85)は「鵠沼の誇りである路可の作品を市役所に展示してもらえ感慨深い」と語った。
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|