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藤沢版 公開:2021年4月23日 エリアトップへ

マニア垂涎 いすゞ消防車

社会

公開:2021年4月23日

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先月に納車された新型の救助工作車
先月に納車された新型の救助工作車

 ツイッターで「藤沢市」と検索すると、時折ヒットする消防車についての投稿。こだわりの写真とともに「日本唯一の車両」「いすゞ大国藤沢ならでは」など興味深いコメントが並ぶ。市消防局やいすゞ自動車藤沢工場=土棚=関係者に聞くと「珍しい車両が多く、写真を撮りに来る人の姿も多い」そう。全国のマニアを唸らせる”赤い車”の秘密に本紙記者が迫った。

 秩父宮記念体育館の並びにある市消防局南消防署=鵠沼東=には、ポンプ車やはしご車など16台の消防車両がずらり。前面の中心には「ISUZU」のエンブレムがキラリと光る。

 中でも一際赤く目を引くのが、先月19日に納車されたばかりの「救助工作車」。同車両のパイオニアと名高い帝国繊維(株)といすゞがタッグを組んだ、オリジナルの車両と話題を集めている。

 「納車日には”消防車ファン”と思われる方々が多く見受けられた」と話すのは市消防局警防課の担当者。これまで同署で使用されていた四角いフォルムが特徴的な旧車両も国内有数の車両だった。旧車と新車の2台が並ぶ貴重な機会とあって、一目見ようと南消防署前に集ったという。

 救助工作車は高度救助隊が使用し、交通事故などで自力で危険な場所から脱出できない人を救出するため、小型クレーンや重い物を持ち上げるウインチなどを装備した車両。新しく配備されたのはバス型のワイドシングルキャブというタイプで、長さ8・27m×幅2・4m×高さ3・3m。特徴的な屋根部分のウエーブから一部では「くじら」の愛称で親しまれているという。

珍しい車両充実

 市内土棚には同社最大規模の工場がある。近隣の茅ヶ崎市や平塚市では日野自動車製が多数を占める中、同課によると、同局が保有する常備消防車両89台の内、3割近い31台がいすゞ車ベース。車両配備にあたっては、市と同社が「市民の安全を第一に」と協議を重ねるといい、配備される車両も全国的に珍しいオリジナル車両が増える。それが結果としてマニアを魅了する要因となっているようだ。

 救助工作車のほか、高所で消火や救助活動を行う「はしご車」もバラエティーに富む。これまで、はしごの先端が曲がる屈折型を全国に先駆け導入。通常より長い50mはしご搭載型など先進的なものを配備してきた。

 「そういった意味でも、藤沢市はマニアの間でも注目度が高い地域」といすゞ車体(株)の武田雅彦さんは胸を張る。「注目してくれる方々がいるのはうれしい限り。今後も市と市民の皆様のために貢献していきたい」と話した。

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

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