藤沢市内の新型コロナウイルス感染者数が再び増加傾向に転じている。3月28日から4月24日までの週当たりの平均新規感染者数は38・25人だったが、4月25日から3週連続で70人を記録。5月単月でも過去2番目に多かった昨年12月に迫る勢いで、市が警戒感を強めている。
直近5月2日から8日の世代別では、10歳未満3人、10代3人、20代15人、30代13人、40代10人、50代7人、60・70代が各8人、80代が3人。推定発生事由では「陽性者と接触」が11人、「家庭内」が21人、「不明」が38人で半分以上を占めた。
市地域保健課コロナ担当は「感染者の分母が大きくなっていることに加え、働き盛りの若い世代が外で感染し、家庭内で広がるケースが増えている」と分析。「ステージが変わったという認識」として警戒する。
人口10万人あたりの陽性者数の週合計は県が「ステージ3」(感染急増)と位置付ける15人を上回る。県全体でも「第4波」に入りつつあるという見方が強まっているほか、変異株による感染例も相次いでいる。
同担当は「今の状態が続くのか、あるいは急増するのか、引き続き注視していく」とした。
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