藤沢市教育委員会は15日、湘南台中学校に勤務する40代女性教諭(臨時的任用職員)が中間試験で一部の生徒に問題や解答を漏えいしたと発表した。教諭は「生徒に思い入れがあり、少しでもいい点を取ってもらいたかった」と話しているという。
市教委によると漏えいがあったのは英語で11月5日に実施。3年生約190人が受験した。
教諭は試験前に問題と解答の一部(100点満点中50点分)を撮影。SNSのインスタグラムで繋がっている生徒3人に送信し、別の生徒にも写真を転送させたという。また8日に実施したリスニングテストでも同様に問題や解答を漏えいした。
同校では教職員が生徒とSNSで私的なやり取りをすることを禁止している。試験問題などは通常ロッカーで施錠するなどし対策しているが、教諭の故意のため防ぐことができなかったとしている。教諭は県の任用で今後県教委が処分を決める。
問題を受け、藤沢市の岩本将宏教育長は「漏えいは決して起こってはならない事案であり、学校教育の信頼を失う重大な行為。改めてすべての教職員に対し指導を徹底し、再発防止と信頼回復に努めていく」とコメントした。同校では16日に再試験を実施した。
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