鎌倉市 文化庁で審議へ 世界遺産登録へ向けて前進
文化庁の文化審議会では2013年度の鎌倉の世界文化遺産登録へ向けて先月末、ユネスコへの国の正式な推薦を決める審議調整に入った。岩手県平泉に続いての世界遺産登録決定を目指す。
今回の審議入りまでに1992年の国内での暫定リスト入りから約20年経ち、鎌倉市では世界遺産登録推進担当を設置するなど、登録へむけての取り組みを行ってきた。また市民で構成される「鎌倉世界遺産登録推進協議会」には鎌倉商工会議所など現在83団体が名を連ねる。8月末から9月に文化庁の正式な推薦が決まる見通しを見込む同担当では「市民の意識も高く、登録に向けて盛り上がっている。準備はしっかりと進めてきたので、自信はある」とし、推薦書の英訳などの準備を進めている。
同時に推薦が審議されるのは静岡県と山梨県が登録を目指している「富士山」。暫定リスト入りした順番通りに行けばそのまま「鎌倉」と「富士山」が推薦を受けることになる。
現在、鎌倉市では登録後の観光客増も見据える。その対策の1つとして、鎌倉駅近辺に駐車場が少ないことから、由比ガ浜や七里ガ浜などの駐車場と江ノ電やバスなどの公共機関を併用することで割引が発生する「パーク&ライド」を整備。「利用者は少しずつ増えてきている」と話した。
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