藤沢市土地開発公社が善行の土地を購入した問題を審議する市議会100条委員会(高橋八一委員長)が先月24日、市役所で行われ、海老根靖典藤沢市長、新井信行副市長らが証人として尋問に答えた。
委員会が開かれるのは8月10日に次いで3回目。今回は海老根市長や副市長、前市民自治部長ら市役所関係者、前市議会議員、土地取得の陳情を提出した善行地区自治会関係者ら11人の証人尋問が行われた。
証言では海老根市長、新井副市長ともに、昨年春に行われた藤沢市議会・連合審査会での発言を訂正。高橋委員長から「答弁に誤りはないか」との問いに、(平成20年9月)18日の段階では(購入に対し)強い思いではなかった、と発言を訂正した。新井副市長は「陳情時に一体的整備という表現をしたが、そういうことはない」など、訂正した。
海老根市長への尋問は、午後3時5分から始まり、約1時間に渡って、購入した土地の時期、陳情提出時の状況、陳情提出後の動き、経緯について聞かれた。
海老根市長への主な質疑
高橋委員長-陳情者は「市に買ってくれとは言っていない」と述べているが「市民農園を確保してくれ」という陳情をどのように受け止めたのか
海老根証人-買って市が手に入れるべきなんだろうなと思った
高橋委員長-平成22年5月10日の連合審査会での質問で次のように答えている。「買う気になったのは9月18日に陳情を頂き、そういう意思が善行地区の皆さんにあることを知ったとき」、「地図で調べたりしたときに生まれた」と言っている。「こんなに駅に近いところに緑豊かなところが残っていたのかと驚いた。早く確保しないと開発されるのでは、という危機感があった。現地へ行き、絶対残さなきゃいけないと強く思った」と答弁しているが、答弁に誤りはないか
海老根証人-気負いがあり、思いがあった。9月18日にここまで考えていたとは思わない。9月18日以降、9月30日までの間。当初から買うことは前提にあったかもしれない。緊急性よりも必要性を感じた
高橋委員長-現地にはいつ行ったのか
海老根証人-残念ながら日時は、覚えていない
宮戸光委員-陳情を受ける前に相談はあったか
海老根証人-事前には一切ない
加藤なを子委員-土地は障害者や高齢者が使いやすい場所と感じるのは不自然、地元の人が使うのに、なぜ駅に近くなければいけないのか
海老根証人-市民農園に親しみたい人は市内にもたくさんいる。市外からも来られる、と思っている
原田伴子委員-土地は以前から知っていたというが
海老根証人-いろいろな活動の中で知った
友田宗也委員-どれぐらい前から知っていたのか
海老根証人-22、23年前から。議員になりたてから 竹村雅夫委員-事前にはレクチャーを受けたが(18日)当日は受けなかったか
海老根証人-事前のレクチャーは受けてません
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