藤沢市役所職員会館１階食堂で感知器を取り外してバーベキューを行っていた問題で、明るみになるきっかけは、藤沢市議会議員の市消防本部への照会だったことがこのほど分かった。
海老根靖典藤沢市長や市職員ら約80人が参加し、バーベキューの懇親会が行われたのは８月１日午後５時半。会場の感知器は外されるも、午後５時55分ごろ２階の報知器が鳴り出した。会は６時半に終了した。感知器が外されたことも、報知器が鳴ったことも、消防本部への報告は無かった。
消防本部が、これらの一件を知ったのは２週間後の８月15日。藤沢市議会議員から「感知器の取り外し」の違法性について問い合わせがあり翌16日、各課への事実確認を行った結果判明した。消防本部は同日、消防長、消防次長から経営企画部長、管財課長に対して口頭注意を行った。
感知器の取り外しについては、庁内で文書依頼のやり取りもあり、報告として海老根市長に上がってきたのはさらに３週間後の９月６日。市が9日にお詫び会見を行う前に、７日付で神奈川新聞、朝日新聞などが報じるなど、対応も後手にまわった。
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