命の尊さを学び、医療に興味を持ってもらおうと藤沢湘南台病院で4日、中学生を対象とした外科手術体験講座「ブラックジャックセミナー」が行われ、35人の生徒が参加した。
藤沢湘南台病院とジョンソン・エンド・ジョンソン(株)の共催。神奈川県内各地で行われている人気講座で、藤沢では同院が地域貢献にと、今回初めて行った。
参加したのは、長後中学、高倉中学、湘南台中学、六会中学の生徒ら。当日は、模擬皮膚縫合、内視鏡外科手術シミュレーター、超音波メス、骨折時の応急対応などを体験した。趣旨説明を聞いた生徒らは手術着、専用ガウン、帽子、マスクなど、実際の手術時と同じ服装に着替え、講座に臨んだ。超音波メスの体験では、マネキンの腹部に置かれた鶏肉を切除したり、骨折の応急対応では、骨にドリルで穴をあけビスで留める処置など、実際の手術と同じことを行った。
生徒からは「自分も医師になりたい」などの感想が出され、講師として参加した消化器外科医の高橋誠さんは「目を輝かせて参加してもらった。この中から医療の分野に興味を持つ生徒が一人でも増えてくれたら」と語った。院長の鈴木紳一郎氏は終了時に修了証書を生徒たちに渡しながら「自分の命、他人の命も大切にしてください」と話した。
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