地産地消の新しい特産づくりを目的に開発された「ふじさわTOMATO」(プリン)が、5日(土)から藤沢市内の和菓子店10店で販売が始まる。価格は1個260円(税込)で、4000個の限定販売。
このトマトプリンは、御所見地区で栽培されたトマト「桃太郎はるか」をふんだんに使用した和菓子屋がつくる寒天豆乳プリン。藤沢を代表する農産物のトマトを活用した新名物を作りたいと、藤沢菓子工業組合、藤沢市産業振興財団、藤沢市らが協力、3年ほど前から構想を練ってきた。
当初は羊羹(ようかん)、干菓子、大福などの案も出たというが、日保ちなどの理由から不採用。今年の6月、プリンに案を一本化した。
先月24日には、湘南台公民館でプリンを販売する10店舗の代表が集まり講習会を開催、レシピの共有などを図った。同組合の宮崎昇組合長は「みんなで取り組むことに意味がある。意見を聞きながらより良いものをと作ってきた」と話す。
販売する10店舗は、ゑびす屋、中村屋羊羹店、華月、昭和堂、マルヤ、古美根、丸寿、松月、藤長製パン、いわかめ。今後は材料のトマトの安定供給など課題もあるが、同組合は「珍しさだけでなく、一般の商品と並んでも選んでもらえるような名物にしていけたら。力を合わせて育てていきたい」と話した。
11月5日(土)、6日(日)に開催される「湘南藤沢グル麺コンテスト」の会場でもプレ販売される。
問い合わせは藤沢市産業振興財団【電話】0466(21)3811まで。
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