握手を交わす勧進元の最上氏と錣山親方
（株）湘南営繕協会（藤沢市亀井野）で７日、大相撲藤沢場所勧進元の最上重夫氏が記者会見を行い、来年４月７日に秋葉台文化体育館での同場所の開催を正式に発表した。
藤沢の春の風物詩であった春巡業「大相撲藤沢場所」は、相撲界の八百長問題で今年４月の開催は中止となっていた。最上氏は「１０００年の歴史をもつ国技に立ち直ってほしいという思いで再開を決意した」と語った。巡業中止の際は、励ましや再開を望む電話、ファックスなどが数多く届いていたという。
会見に同席した錣山（しころやま）親方（元関脇寺尾）は「関係者の尽力に感謝したい。力士たちもこれまでとは違ったファンサービスをしてくれると思う。それが相撲界再生につながる」と話した。
20回記念となる来年の藤沢場所は、地方巡業として最多の開催となる。当日はワンパク相撲、上位16人の力士によるトーナメント戦、初っ切り（しょっきり）や相撲甚句なども行われる。また、恒例となった献血キャンペーン、今回初となるＡＥＤ体験コーナーなども設けられる予定。チケットは４５００円から１万２０００円、イトーヨーカドー藤沢店、イオン藤沢店、湘南とうきゅうなどで発売している。
問い合わせは同場所実行委員会【電話】０４６６（８１）７８８６まで。
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