写真と解説で雲南省の民族や文化を紹介した１冊
藤沢市文化団体連合会前会長で、日本写真協会会員の植田英夫さん（鵠沼藤が谷在住）が先月29日、株式会社湘南社から「植田英夫写真集『雲南鄙街道（うんなんひなかいどう）』」を出版した。
この写真集は藤沢市と中国雲南省昆明市の友好都市提携30周年を記念して植田さんが出版したもの。植田さんは２００１年、友好都市提携20周年記念大会に参加したことをきっかけに毎年雲南省を訪れるようになったという。
中国全土で約50の少数民族のうち25民族が雲南省に集中している。植田さんは「雲南の純朴な人々が自然豊かな風土に溶け込み生き生きと暮らす姿に魅力を感じた」といい、写真を撮るようになった。
同写真集ではハニ族の棚田、羅平の菜の花畑とカルスト台地、チベットを源流とする金沙江の流れ、少数民族が継承してきた民族衣装や伝統文化などが写真と解説で紹介されている。
植田さんは「雲南省の少数民族の姿がわかってくる１冊。ぜひご覧いただきたい」と語った。定価１９９５円（税込）。有隣堂藤沢店ほかで発売中。
問い合わせは株式会社湘南社【電話】０４６６・２６・００６８まで。
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