VOL.67 ふるさと納税
「ふるさと納税」という言葉を聞いたことのある方は多いと思いますがどういった制度かご存知ですか?
これは、地方自治体(都道府県、市町村等)を選んで税金を納めるというのではなく、自治体へ寄付を行うことにより、住んでいる地域に納税する住民税額の一部を寄付した自治体に納税したのと同じ効果を生じさせる制度である。
手続きとしては、所得税の確定申告により、寄付金控除の手続きを行うと、所得税の軽減とともに、住んでいる地域に本来納めるべき住民税の額も軽減される。
ところで、この「ふるさと」であるが、出生地や養育地などと定めることに困難が伴うこと、また、ふるさとという言葉に対するイメージや考え方は様々であることなどの理由から、ふるさととする場所は納税者の意思に委ねられ、「ふるさと納税」する自治体を自由に選ぶことができる。
その結果、東日本大震災で多大な被害を受けた福島などの地域のほか、震災がれきの受け入れ方針を示した静岡県島田市など、各人の思いあるいは共感が得られた地域などへの寄付が急増する現象も生じている。
この制度は住んでいない地域の発展に貢献できる一方、住んでいる地域の住民サービスに対する受益者負担を十分に果たしていないといった批判もある。
皆さんはこの「ふるさと納税」の制度、利用してみますか?(藤沢税務署税務広報広聴官)
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