藤沢市議会は20日、7月に4会場で行った「市民の声を聴く会」の会場アンケートの集計結果と、市民の意見をまとめた報告書を発表した。
「聴く会」は、来年4月施行予定の市議会基本条例制定に向けた取り組みとして、全市議会議員と議会事務局が連携して実施。議員が同条例の内容や予定について説明し、市民からの質問や要望などを受けた意見交換を行った。2日間に渡って行われ、128人の市民が参加した。
会場で実施されたアンケートには、参加者全体の約88%にあたる113人が回答。質問内容は、開催内容への満足度や「議会報告会」を開催したら参加するか、など6項目。
「聴く会」の内容について「満足できる」と答えた参加者が19人、「少し満足できる」が51人で、計70人。回答者全体の約62%となる。「あまり満足できない(16人)」と「満足できない(5人)」を合わせた21人を上回った。
参加者からは、議会基本条例の必要性を問う質問や、議会報告会をもっと詳細な地区に分けて行うべきという意見など、様々な声が挙がった。
議会改革検討会の座長を務める松下賢一郎藤沢市議会副議長は、市民の意見やアンケート結果に対し「参加者は議会や市政に対する意識が高く、建設的な意見が参考になった」と話した。また約2割の市民が「(あまり)満足できなかった」と答えた点については、「参加者とうまくかみ合わなかった部分もある。今回の経験を踏まえて、今後はより良い会にしていきたい」と語った。
市議会は同条例施行予定の来年4月1日以降、同月中に今回行われなかった市内9地区全てで、「聴く会」を行う予定としている。
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