藤沢市は5月29日、市議会に提出する2013年度6月補正予算の概要を発表した。概要によると、補正額は一般会計の6億8955万9000円のみで、特別会計の補正はなかった。補正後の一般会計の今年度予算総額は1216億1855万9000円、特別会計を合わせると2339億2612万6000円となる見通し。
総務費では「防災設備等整備事業費」として7000万円を計上。これは津波時に、住民を避難させるため、民間事業者の施設に外付け階段、屋上フェンス、屋上デッキなどを設置した場合の経費。県内で初めて一部助成が実施される。
民生費としては、「施設開設準備経費助成特別対策事業費」に1944万円を計上。小規模多機能型居宅介護事業所・認知症対応型共同生活介護事業所を整備する法人に、経費の一部を助成する。
また「市立保育所整備費」は、継続費補正として4357万5000円を計上。その内、13年度には864万2000円を、14年度には3493万3000円を計上している。ここでは待機児童の解消を図るため、しぶやがはら保育園の建て替え設計委託(16年4月開所予定)に着手し、定員を現在の120人から140人に拡大する。
衛生費は地方債の補正として、限度額を2570万円から3260万円へ引き上げられ、「最終処分場整備費」として1376万6000円を計上。多くの市民が利用でき、地域の活性化に資する憩いの場として、葛原第二最終処分場の用地測量委託と実施設計委託を実施する。
市では「緊急性の高い待機児童解消への対応、教育環境の充実、福祉・都市基盤の整備や津波対策を中心に、市民生活の質的向上を最優先した補正とした」と話している。
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