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藤沢版 公開:2014年7月4日 エリアトップへ

「レインボー灯台」で笑顔に グラス作家 石井千晶さん

公開:2014年7月4日

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虹色に輝く灯台のオブジェ(高52×幅17cm)。写真はデザイナー市川勝典さん(鵠沼海岸)、土台と人形は作家スタジオ ナナホシさん(鵠沼桜が岡)
虹色に輝く灯台のオブジェ(高52×幅17cm)。写真はデザイナー市川勝典さん(鵠沼海岸)、土台と人形は作家スタジオ ナナホシさん(鵠沼桜が岡)

 虹色に輝く「江の島シーキャンドル」と、眼下に広がる360度のパノラマ風景―。藤沢市民にとって馴染み深い景色がジオラマとなって、「湘南FUJISAWAコンシェルジュ」に登場し、訪れた人々の目を楽しませている。

◇◇◇◇

 「雨上がりに虹が出たら、誰もが『虹だ!』ってパッと笑顔になって喜ぶでしょ。そんな虹のように、見た人がニコッと笑顔になる作品を創りたい」。そう笑顔で語るのは、オブジェの制作者で、グラスアーティストとして2009年から江の島のアートイベントに参加する石井千晶さん(茅ヶ崎市在住)。作家として数々の作品展で入賞経験を持つほか、個人宅の玄関窓や表札、店舗看板を制作受注。職人としての顔も併せ持つ。

164枚の色ガラス

 8面体や10面体、14面体といった4つのパーツから構成される灯台のオブジェは、164ピースの色ガラスを1枚1枚ハンダ付けし、約3週間で完成させた。表札や看板などの平面作品に比べ、立体的になると強度やカーブの技術など、たちまち難易度が高くなる。そのため、最も苦労するのが綿密な型紙づくりだという。「一度ガラスを削ったら元に戻せないから、最高のバランスを考えながら、型紙を何度も組み立てて」。

江ノ電社長からオファー

 江ノ島電鉄から「レインボー灯台」制作の依頼があったのは、今年のGW(ゴールデンウイーク)のこと。江の島のアートイベントで原型となる『灯台』(11年)を見た同社の深谷研二前社長からの直々のオファーだった。嬉しい反面、責任も大きい。「職人としての仕事は美しいだけではダメ。精度の高いものを意地で求めた」と笑う。

 実物に近づけるため、点滅するLEDライトのほか、背景のパノラマ写真や土台は、湘南の作家らがセッティグ。各々の持ち味を生かし、渾身の作品に仕上げた。「土台に載せて、周りに砂や植物を添えて初めて『良いな』と思った。全体の雰囲気に作品が溶け込んだ時がとっても幸せ」。

 己に厳しい職人魂と、作家としてのみずみずしい感性による美しく高品質な「光のアート」は、今後もファンを増やし続けていく。

04年の入賞作と大好きな海の前で
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