神奈川代表・東海大相模の優勝で幕を閉じた夏の甲子園。高校球児の活躍を横目に、夢の舞台を目指す”元球児”たちがいる―。
2004年から始まった「マスターズ甲子園」は、高校野球のOB・OGが世代やキャリアなどの壁を越えて出身校別にチームを結成し、甲子園出場を目指す大会。今年の神奈川大会も佳境に入り、8月29日(土)に保土ケ谷球場で行われる決勝を残すのみだ。
藤嶺藤沢(山田光雄監督)は、25校で争う予選を順調に勝ち上がり、決勝トーナメントでは横浜を8対1、横浜商を5対0で撃破。前年の覇者で今大会も勝ち上がってきた横浜商大との決勝に臨む。
初出場した05年以降、毎年県ベスト4以上に残りながらも、あと一歩のところで聖地への切符を逃してきた。「甲子園は悲願」と山田監督は話す。同チームには3、40代を中心に20〜50歳まで50余人の選手が所属するが、その大半が高校時代は補欠選手。「だからこそ、野球に未練があるのだと思う」と言う。
チームは同大会を目標に1、2月を除く毎月3回、日曜の朝5時30分から母校のグラウンドで練習に励んでいる。「今年は投手陣がいい。5点以内に抑えれば勝てるんじゃないか」と山田監督。これまでは甲子園出場を目前にして力みが出たが、今年は「平常心でいこう」と声を掛け合っていると言い、期待は高まる。
県大会を制すると、次は11月7日(土)と8日(日)に甲子園で行われる全国大会。神奈川県代表は2日目の第2試合で愛媛県代表の新居浜東との対戦が決まっている。
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