神奈川県警本部警務部監察官室から９月４日付けで藤沢警察署の新署長に就任。着任後に署員へ「住民からの相談や通報の重要性を一方的に決めつけず、相手の立場に立って耳を傾けることが大切。３００人もの署員がお互いに気持ち良く働ける職場環境をつくっていくことは、円滑な警察業務の運営にも繋がるのでは」と思いを訴えた。
１９７９年の横須賀署での交番勤務を皮切りに、警備や取り締まり、振り込め詐欺対策、人事など、幅広く職務にあたってきた。２度目となる署長職に「市民が犯罪や事故に巻き込まれない安全な地域環境を守っていくため、署を挙げて全力で要望に応え、手伝っていきたい」と襟を正す。
北海道出身。大学で学んだ法律に関わる仕事の中から警察を選んだ。「子どものころに先輩に連れられ、実家の前にある警察の柔道場に通っていたこともあり、警察には馴染みがあった」。
最近観た好きな映画は「フューリー」。「ある目的のために指揮官として最善策を考える様は、警察の仕事に通じるものを感じる」と話す。「仕事一つひとつ丁寧に、やるからには徹底的に」という警官魂を、署員一人ひとりに伝えていく。
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