藤沢翔陵高校の国語科教諭・三本貴彦さん(31)が5月1日、フランス式ボクシング「サバット」の国際大会「Tokyo Open」(モンデール銀座ホール)に出場し、経験者の部60kg以下級で優勝を果たした。
「足技のボクシング」とも称されるサバットを始めて6年。前回大会では65kg以下級で初優勝に輝き、今大会は階級を下げての栄冠だ。「去年、念願の優勝を手にしたので、今年も絶対負けたくない」。勝利への強い思いを胸に、決勝に臨んだ。
セコンドには前回大会の決勝戦で雌雄を決した良きライバルが付いてくれた。「自分の良い面も、悪い面も分かっている人で心強かった」。対戦相手は、世界大会で英国代表も務めたジョージ・ブッシュアウェイ選手。三本さんは「本当に上手い選手。自分の蹴り技が潰されないように意識して試合に臨んだ」と話す。
3ラウンドを戦い抜き、判定を待つ間、心中は穏やかではなかった。「最終ラウンドでかなりポイントを取られた。負けたかな、と思った」。判定の結果を聞いた瞬間、思わずリング上で勝利の雄叫びを上げていた。
母校・藤沢翔陵高校の特進クラスを受け持つ三本さん。同校は「文部両道とはこのこと。優勝を聞き、生徒たちの間でも『すごいね』と話題になっていた」という。今後の目標とする「来年の国際大会での優勝」を目指し、三本さんの挑戦の日々が続く。
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