文化庁の文化審議会は11月18日、市内打戻の盛岩寺境内にある「旧越前屋雨谷商店店舗兼主屋」を、国の登録有形文化財(建造物)とするよう文部科学相に答申した。登録は来年3月の見通しで、市北部の建造物としては初。市内では11カ所28件目になる。
同建造物は1924(大正13)年建築の木造平屋建 鋼板葺(こうはんぶき)。建築面積138平方メートルと規模が大きく、ガラスや貴重な木材が惜しみなく使われているなど通常の民家にはない特徴を持つ。
雨谷商店の前身「越前や 與左衛門」は、江戸時代中期から清浄光寺(遊行寺)の惣門前で薬品や砂糖を販売していた卸商。23年の関東大震災で倒壊し、翌年、大正橋付近に新築された。38年に打戻に移築した後、盛岩寺が譲り受け、2014年、同寺境内に移転。現在は薬師堂などとして使用されている。
市郷土歴史課によると、内部の観覧希望者は盛岩寺に問い合わせを。
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