(一社)藤沢市建設業協会主催の建設フォーラム「東日本大震災を風化させない!」が3月3日、市民会館で開催された。専門家による講演に、多くの来場者が耳を傾けた。
前半は、藤沢市企画政策課専任研究員の杉渕武氏が、市の震災対応について解説。帰宅困難者などを受け入れる一時滞在場所やボランティアセンターを導入する新市庁舎の建設、海側の教育施設への津波避難場所整備、防災ラジオ頒布など、東日本大震災以降の取り組みについて語った。
後半は神奈川大学工学部の荏本孝久教授が、日本の地震のタイプや活断層の分布をはじめ、昨年4月に発生した熊本地震について説明した。その後、神奈川県の地震被害想定調査などをもとに、「台地が広がる藤沢市北部は揺れが少ないが、南部の地盤は砂丘でよく揺れる。川に沿って津波も遡上する。近年は、町内に適した災害対応を住民主体で考える流れになっている」などと語った。
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