卓球の普及と発展を目指す神奈川県卓球協会で、2003年から副会長を務めている。また、30年以上にわたり藤沢市卓球協会の会長も続けており、長年の卓球界への貢献が高く評価され、「スポーツ振興功労」分野で旭日単光章を受章した。「大変名誉なことで嬉しい」と笑顔で語る。
「大衆スポーツである卓球は、台やボールなどの用具があれば、どこでもすぐにできる。子どもから高齢者まで、誰にでもとっつきやすいのが魅力。これからも多くの人に伝えていきたい」と意欲を見せる。
幼少期から夢中
江の島に生まれ、3歳から片瀬に移り住んだ。卓球を始めたのは小学6年のころ。学校の先輩たちが卓球を楽しんでいるのを見て、興味を持った。ただ「当時は戦後すぐで、用具がなくて苦労した。板を自分で切ってラケットを作り、机を並べてプレーしていた」と振り返る。
すぐにのめり込み、めきめきと上達。学生時代も部活動で卓球を続け、高校ではキャプテンも務めた。「自分を育ててくれた藤沢市のために働きたい」と、市の職員として勤務し始めてからも、市役所の卓球部に入って腕を磨いた。「20代のころ、湘南5市の市役所ごとの対抗試合に選手として出場。長年勝てなかった強豪の平塚市に勝てたときは本当に嬉しかった」と当時に思いを馳せる。
今後は、特に若手選手の育成に力を入れたいという。「市内に才能がある児童、生徒がいても、愛知、福岡、山口など練習環境がより整備されている他県の強豪校に進学してしまう。県内でもジュニア世代を育めるよう、さらに環境を整えたい」と熱意を示した。
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